新人りんと学ぶ(株)大倉製作所の加工技術①

初めまして。

入社して三か月。試用期間も終わり、晴れて(株)大倉製作所の一員となりました新人のりんと申します。
ちなみに偽名です。大倉製作所のツイッター担当の中の人につけてもらいました。

さて、私は今までまったく違う職種で働いており、TENの販売担当として採用されたこともあり、現場のことが全く分からない完全なる素人。
TENとは大倉製作所が新たに立ち上げたブランド【凛としておだやかに】にて今年の4月から販売を開始したペット用のおはかです。
ECサイトの制作も頑張ったので、そちらもご覧いただけると嬉しいです。
【凛としておだやかに】ECサイトはこちらから↓

そんな私がなぜ大倉製作所のブログ担当に?
もちろん上司からの愛ある(?)無茶ぶりによる賜物です。
むしろ、弊社のサイトをご覧になられている方たちのほうが、よっぽど技術や設備について詳しいのではないかと思っています。
いやはや困りました。もちろん、いくら部署が違うといっても、自社のことを知らないなんて恥ずかしいことですし、これも勉強!と、いうことで、現場の方たちに協力を要請。
知らないことを逆手に取って、私と一緒に業界の専門用語やらなんやらを一緒に学んでいけたらいいなと思っております。

まったく違う職種の方や、これから金属加工の仕事について学んでみたいと考えている方の学びの場になれればいいな!

そこで、タイトルにもありますこの企画。

【新人りんと学ぶ(株)大倉製作所の加工技術】

はい、ドーン。

大倉製作所の売り。それはワンストップ加工です。

そもそも、私に至っては、ワンストップとはなんぞや?から始まるこの始末。

ちなみにワンストップとは一か所ですべてが収束するという意味らしいです。

弊社で言うと、金属の切断から完成品までをすべて大倉製作所でできるということですね。

と、いうことで、今回はワンストップ加工の一番初め。

レーザー加工について学んでいきたいと思います。
そもそもレーザーとはなんぞや。
知っているようで、案外知らない。そんな言葉って世の中にはたくさん溢れていますよね。
今、まさにそんな感じです。
皆さん、レーザーとはなに?って質問されてスラスラと答えられますか?
いやぁ、なかなか難しいですよね。
私も、改めてしっかりと調べてみました。

 

 

 

【レーザーとは】

ざっくり説明すると、四方八方に広がる光を一点に集中して正確な方向に向けると、大きなエネルギーを発生させることができます。
そのエネルギーこそが、レーザーの仕組みとなります。
また、一つの色でできているのも特徴となります。
虹が七色に見えるように、光には色がついています。その色が一色のみで構成されています。
色が異なるとはどういうことなのか。色によって目に届く波長が違うので、人間は光の色を認識しているそうですよ。
なるほど、だから紫外線が皮膚に悪影響なのはそういう波長だからなんですかね?
ウルトラヴァイオレット……恐るべし……。
ちょっと話が脱線してしまいましたが、まとめるとレーザーを特殊なレンズで集光することで高密度なエネルギーをレンズの焦点に集中させ、素材に照射、素材を融解あるいは蒸発させることで金属を加工することができるんですね。

さて、ここからは弊社で使用しているレーザー加工機についてご紹介させていただきます。

◆最新のファイバーレーザー導入◆

最新のファイバーレーザー導入

以前、ブログにも登場していますが、このレーザー加工機は比較的新しい設備です。

ちょうど、二年前に弊社に導入されました。

 

 

レーザー加工機で代表的なものというと、

①ファイバーレーザー
②Co2レーザー
③YAGレーザー

などがあります。
弊社ではこの①のファイバーレーザーを使用しています。

 

この三種類の違いは
ファイバーレーザー:光ファイバを使った固体レーザー
【特徴】後述にて詳しく説明します。

 

CO2レーザー:CO2ガスを媒質として赤外線を発生させる気体レーザー
【特徴】レーザー加工機では珍しく透明な素材の加工もできる。

 

YAGレーザー:人造結晶を使った固体のレーザー
【特徴】鉄やアルミ、ステンレスなどの金属や樹脂のマーキングに適している。

 

 

 

 

では、ファイバーレーザーとはなんなのか。

ファイバーレーザーアメリカ英語Fiber laserイギリス英語Fibre laser)は、希土類元素を添加した光ファイバーレーザー媒質として利用する形式のレーザーをいう。

引用:ウィキペディア

 

はい。文系の私にはさっぱり意味がわかりませんね。ちなみに希土類元素とは、よく耳にするレアメタルのことらしいです。

簡単に説明すると、光ファイバー内で特定の色の光を増幅させることにより、小型、高効率、高信頼性、高ビーム品質そして高出力の全てを実現できる理想的なレーザーなんだそうです。

光ファイバーは、みなさんよくご存じかと思いますが、スマホなどのインターネット通信に使う、光通信を届けるためのものですね。

同じ光ファイバーでも、使い方によって全然違うものになるんですね。

勉強になります。

もっと詳しい内容が知りたい。興味がわいた。という方は、ぜひ上記にリンクを貼りましたウィキペディアはじめ、メーカーさんのサイトをご覧ください。
きっと、金属加工会社就職への才能があります。よろしければ弊社に会社見学などにいらしてくださっても大丈夫ですので、その興味と関心を伸ばしてあげてください。

 

 

 

◆ファイバーレーザーの特徴◆

・ビームが高品質の為、スポット径を小さくすることができ、細く深い高速加工が可能。

このように、細かな模様を切り出すことができるということですね!

 

・エネルギー変換効率が良い為、少ない電力でレーザー光を作れ、省エネにもなる。

電気代をかなり抑えられる、エコで今の時代にあった設備なんです。

 

・加工自由度が高い。

金型を使わずに、様々な加工をすることが可能です。

 

ちなみに、中ではこんな感じに切断しています。(※光が明滅します。ご視聴の際はご注意ください)

 

これは、大倉製作所のオリジナルブランド【凛としておだやかに】で販売しているTEN マシュマロホワイトの中にあるステンレス部分を加工しているものです。
かわいい肉球型もこんなに簡単にできてしまうんですね。

 

さて、ここまで簡単に説明をしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
こんなに精密な加工ができるんだと、作れるものの幅は無限大ですね。

 

次回はベンダーについて勉強をしようと思います!
できれば最後までお付き合いいただけると嬉しいです。

 

 

凛としておだやかに、抱いてほしいペットのおはか【TEN】もよろしくお願いします!
こちらのツイッター、インスタグラムも担当しております。

 

 official @rintoshite_odayakani

 info @rin.odayaka

 @rin_odayaka