ITアレルギーも解消!職人さんに優しい図面管理システム『ズメーン』で納期管理もスムーズに
みなさんこんにちは!
本日も、株式会社大倉製作所のブログをご覧いただきありがとうございます。
今月もぎりぎりの更新になってしまいました。
それも、弊社では今月、社内管理システムの入れ替えがありそちらに奔走しておりました💦
この度、弊社では株式会社Fact baseさんの「ズメーン」という図面管理システムを導入いたしました。
なぜ、こちらの管理システムの導入に踏み込んだのか。そこからご説明させていただきます。
弊社では量産品よりも、少量の一品物の生産を得意としている工場です。
図面の量も多く、リピート品もあることはありますが、そこまで多いわけではありません。
以前に似た製品を作っていたとしても過去に製作した紙の図面を膨大な資料の中から探し出すのはとても大変な作業でした。
そこで今回導入したのがズメーンです。
1,導入まで
弊社でも、以前から進捗管理をするソフトは利用していたのですが、なかなか定着せず弊社の業務体系と少しずれていた部分がありました。
しかも、職人さんたちはパソコンなどを利用することに苦手意識を持つ人が多いです。新しいツールの複雑さや使いにくさを心配されています。
しかし、『ズメーン』は、職人さんの現場での業務を考慮して設計されており、非常に直感的なインターフェースを採用しています。
特に導入時には担当スタッフが現場に足を運び、具体的な使い方や事例を直接説明してくれたり、またインターフェースの自由度が高く、弊社にあった内容にカスタマイズすることも可能でした。
2. 職人さん目線でのシステム設計:現場と管理部門の橋渡し
工程ごとに異なる作業環境やフローを再現するため、ズメーンではレイアウトや操作画面をカスタマイズすることが可能です。
例えば、紙の図面のような見た目でデータを表示し、検索操作も「図面番号を入れるだけ」というシンプルな手法を採用。
これにより、従来の作業スタイルからのギャップを最小限に抑えています。
3. 納期管理を効率化:一元管理でのメリット
ズメーンでは、図面や作業進捗、受注状況を一つのシステムで管理することができます。
これにより、納期の「見える化」が実現し、作業の遅れを事前に把握できるようになります。
今までは最終納期を確認することは可能でも、現在どの工程にどれほどの量の図面があり、どの工程が遅れているかなどの確認ができませんでした。
これをズメーンの案件管理で行い、次工程に回すときにステータスを進めてもらうだけで、どの図面が今どの工程にあるのかが一目でわかるようになりました。
さらに、作業時間なども同時に入力してもらうことにより、今後の見積の精度をあげたり、評価対象の一つとして利用することも可能になりました。
4. 導入のポイント:職人さんが迷わないサポート体制
職人さんがスムーズにズメーンを使いこなせるようにするためには、初期導入時のサポートとルール決めが欠かせません。
ズメーンの使い方の簡単な動画を作成したり、定期的なヒアリングを通じて利用状況を改善する取り組みを行っています。
また、小さな成功体験を重ねていくことで、職人さん自身が「このツールは便利だ」と実感することができれば、今後ももっと活躍の幅が広がって行くこと、間違いないと思います。
5. 営業側の作業効率のアップ
図面と見積もりや、注文書、クレーム案件などもすべて紐づけることが可能なので、営業の日々の作業効率もアップしました。
今までは図面を見ながら、製品名を手入力し、金額などを入れてエクセルデータとしてお客様に見積をお送りしていました。
しかし、このズメーンは図面をAIが文字の自動読み込みを行ってくれるので、精度の見直しはあれど文字を入力するよりは格段に時間が短縮されました。
おわりに
最近では、パソコンなどが苦手だとこぼしていた職人さんもタブレットを手に、作業工程の動画や写真を撮っている姿を現場で目にするようになりました。
職人さんたちも、いろいろなことができるようになったことで、これってどうやったらできるの?などと気軽に聞いてきてくれるようになりました。
これからもっと情報の蓄積が進んでいけば、株式会社大倉製作所の大切な財産となることは間違いありません。
ズメーン 企業サイト
今年も残すところあと一ヶ月。
一気に寒くなってきましたが、年末に向けてまだまだ忙しい日々が続きます。
みなさんもお風邪をひかれないように体調には十分注意してお過ごしくださいね!
株式会社大倉製作所ブログ担当りんでした。