展示会の一言から生まれた“大しゃもじ”

あけましておめでとうございます!

株式会社大倉製作所です。

お正月、お餅はたくさん食べましたか?

レンジでチンして食べるお餅、手軽で美味しいですが、

「お皿にお餅がベッタリくっついて取れない問題」

ありますよね。

これ、実は

「お餅にお醤油をちょっぴり一滴垂らしてからチンする」

だけで 嘘みたいにお皿にくっつかなくなるって、ご存じでしたか?

(なぜそうなるのかは、ちょっとわかりませんが!)

さて、「くっつかない」といえば。

私たち大倉製作所も昨年末、

「あるモノがくっつかないようにする」

ために、醤油……ではなく、技術の力で悪戦苦闘しておりました。

新年最初は、そんな私たちの

「お餅のような粘り勝ち(!?)」の開発秘話をお届けします。

🍚 醤油は使えない!

巨大しゃもじ VS 激粘り米

事の発端は、ある展示会での一言でした。

食品業界のお客様がポツリとおっしゃったのです。

「蒸し米を混ぜるための、でっかい『しゃもじ』が欲しいんだよねぇ……」

普段、ステンレスの配管や機械部品を作っている私たちです。

「え、しゃもじですか?」と一瞬耳を疑いました。

でも、困っているなら放っておけないのが大倉製作所。

「任せてください!最強のしゃもじ、作ってみせますよ!」 と安請け合い……いえ、快諾してしまったのです。

ここから、私たちの**「お米のベタベタ」との死闘**が始まりました。

作戦1:表面をザラザラにしてみた

「くっつくなら、接地面を減らせばいい!」とブラスト処理。

 結果 ➡ 惨敗ガッチリくっつきました。

■ 作戦2:逆にピカピカに磨いてみた

「ツルツルなら滑るはず!」と鏡のように研磨。

結果 ➡ 惨敗むしろ吸着して離れません。

■ 作戦3:デコボコ加工+フッ素コーティング

「これなら最強だろう!」

結果 ➡ 惜しいでもやっぱり、まだくっつく……。

正直、「たかがお米、されどお米」と思い知らされました。

蒸したお米の粘着力、恐るべしです。

💡 執念で見つけた「秘密兵器」

それでも諦めきれない私たちは、ついに見つけ出しました。

日本で一社しか持っていない、とある特殊技術を。

なんと、**「フッ素の約10倍」**滑るというコーティング技術です。

「これだ!これしかない!」

震える手で試作品を作り、いざ、蒸し米へ投入。

すると……「スルッ……」

あんなに頑固だったお米が、嘘のように離れていくではありませんか!

工場の大人たちが「おぉーっ!」と歓声を上げた瞬間でした。

現在は、お客様の現場で最終テスト中ですが、「これならいける!」と嬉しいお言葉をいただいています。

 

本年も「なんとかします」の精神で。

今回の「しゃもじ開発」で私たちが証明したかったのは、

ステンレス加工の技術だけではありません。

一滴の醤油のようなちょっとした工夫から、

最先端のコーティングまで、

あらゆる手段で課題を解決する

という、私たちの解決力です。

  • 「他社で断られた厄介な案件」

  • 「お皿にくっついたお餅のように、どうにもならない課題」

そんな時こそ、私たち大倉製作所を思い出してください。

お米はスッキリ離しますが、お客様とのご縁は

「末永く、粘り強く」

大切にしていきたいと思っております。